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【初心者必見】3泊4日台湾旅行のモデルコースを紹介!タイムスケジュールや楽しむポイントや注意するポイントも解説

台湾に行ってみたいけれど、「日程を組むのが難しい」「何を優先すべきかわからない」と感じる方は多いのではないでしょうか。限られた休暇で多彩な街や夜市を満喫するには、効率的なルートと時間配分を押さえておく必要があります。

そこでこの記事では、3泊4日台湾旅行のモデルコースについて解説します。また、タイムスケジュールや楽しむポイント、注意点も併せて紹介します。

この記事を読めば、3泊4日の過ごし方について理解することができるので、短期旅行でも台湾を存分に楽しみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

台湾はどんな国?旅行の見どころを紹介

台湾は日本から直行便で約4時間と近く、時差も1時間だけなので3泊4日の短期間の旅行でも無理なく訪れやすいです。島全体が温暖で北は亜熱帯、南は熱帯に属し、1年を通じて観光しやすい気候が続きます。屋台文化が盛んで、小籠包や牛肉麺などの名物料理を手軽に味わえます。日本語が通じる場面も多いため初心者や子連れやシニアの方でも安心して楽しむことが可能です。

台湾は、日本の九州よりややコンパクトながら、首都台北を軸に政治・経済・文化を発展させてきた活気に満ちた島国です。高層ビルが密集する近代的な街並みの一方で、歴史ある寺院、古都・台南の伝統的建築・国立公園の雄大な自然が共存しています。

夜になると夜市がにぎわい、屋台グルメを味わいながら雑貨やお土産を探す楽しみが広がります。朝の観光から深夜まで多彩なスポットが途切れない点も、日本人旅行者の支持を集める大きな魅力の1つです。

1日目:市場でランチ&大稲埕埠頭で夕日を見ながらクラフトビール

1日目のモデルコースは以下の通りです。

  • 【1日目|到着】MRT(電車)で台北市へ移動
  • 【1日目|11:00】ホテルに荷物を預ける
  • 【1日目|11:40】金仙魚丸永楽市場で魯肉飯&魚丸湯ランチ&食べ歩き
  • 【1日目|13:00】迪化街巡り&霞海城隍廟で縁結び
  • 【1日目|16:00】大稲埕埠頭コンテナ市場でサンセット&クラフトビール&河畔ライブ
  • 【1日目|17:40】西門町ストリートアート&ショッピング
  • 【1日目|19:40】寧夏夜市で食べ歩き

それぞれ解説します。

【1日目|到着】MRT(電車)で台北市へ移動

台湾桃園国際空港に着いたら、地下2階にある紫色ラインの桃園空港MRTへ乗り換えましょう。券売機は日本語表示に切り替えることが可能です。片道160元のトークン(ICチップ入りのチケット)やチャージ式ICカード「悠遊カード」を購入できます。

列車は普通車と直達車が交互に発車し、快速なら約35分、各駅停車でも50分ほどで台北駅に到着します。スーツケース置き場のほか無料Wi-Fiや充電コンセントも備わっているため、移動中も快適に過ごすことが可能です。

台北駅に着けば市内MRTや台湾新幹線、高速バスにスムーズに接続できるため、ホテルや観光地へ迷わず向かえます。

【1日目|11:00】ホテルに荷物を預ける

台北駅に着いたら、市内MRTを数駅移動して11時ごろにホテルへ向かい、フロントでスーツケースを預けましょう。台湾の多くのホテルは15時チェックインですが、荷物だけ預ければ手ぶらで街歩きが楽しめます。

チェックイン前倒しの可否や朝食券の受け取り方法、Wi-Fiパスワード、最寄り駅への行き方などをついでに確認しておくと午後の行動がスムーズです。貴重品は手荷物へ移し替え、折りたたみ傘やモバイルバッテリーを忘れずに持ち出しておくと万が一の場面でも安心です。

ホテルによってはラウンジやシャワールームを無料開放している場合もあるため、時間に余裕があれば短時間休憩を挟んで飛行機の疲れを軽減するのがおすすめです。

【1日目|11:40】金仙魚丸永楽市場で魯肉飯&魚丸湯ランチ&食べ歩き

台北駅から徒歩10分ほどの永楽市場に入り、海老マークが目印の「金仙魚丸分店」へ11時40分に向かいます。朝6時開店・日曜18時閉店なので昼前は比較的空いており、落ち着いて席を確保できます。

ここでは魯肉飯(小)と魚丸湯をセットで頼むのがおすすめです。甘辛く煮込まれた魯肉がご飯に染み込んで箸が進みます。セロリが香る透き通ったスープに豚餡入りの魚丸が浮かぶ魚丸湯は一杯35元とコスパ抜群です。

注文票はありませんが、壁の漢字メニューか日本語・英語付き写真メニューを指差して口頭注文する方式なので言葉に自信がなくても安心です。卓上のタレや香菜を好みで加えると味わいがさらに深まります。支払いは、料理がそろってから精算する仕組みです。

食後はテイクアウト窓口で蝦捲などを追加購入し、市場通路を歩きながら乾物や菓子の屋台をはしごできます。持ち帰り客が途切れず、スタッフが次々と箱詰めする活気に旅気分が高まり、散策も楽しく続けられます。

【1日目|13:00】迪化街巡り&霞海城隍廟で縁結び

13時になったら台北最古の問屋街である迪化街へ向かいます。18世紀末に乾物や漢方薬、布地の集散地として栄えた通りには、今も老舗と若いクリエイターの店が肩を並べています。

赤レンガに洋風装飾を組み合わせたバロック商家や、日本統治時代の1934年に建てられた「新芳春茶行」などの歴史建築が魅力です。写真映えしながら台湾茶や雑貨の買い物も楽しめます。

通りを南へ5分歩くと、恋愛成就で名高い霞海城隍廟に到着します。縁結びの神・月下老人のおかげで多くの良縁報告が寄せられるといわれ、平日でも線香の煙が絶えません。

参拝は受付で約100元の供え物セットを受け取り、城隍爺→月下老人→その他の神々の順に自己紹介と願い事、感謝を述べて回るのが作法です。願いが通じたら「赤い糸守り」を財布やスマホに結び付け、縁が結ばれたら必ずお礼参りに戻るのが台湾流です。

参拝後は境内で無料の薬膳茶「平安茶」をいただき、ハイビスカスやナツメの甘酸っぱさで一息つきましょう。再び街路に出たらドライフルーツの量り売りやヌガー専門店でつまみ食いを重ね、レトロとモダンが交差する路地ごとの空気を味わってください。そうして歩けば、台北の昔と今が溶け合う迪化街の魅力を体で感じ取れます。

【1日目|16:00】大稲埕埠頭コンテナ市場でサンセット&クラフトビール&河畔ライブ

迪化街を散策した後は北門駅方面へ川沿いに伸びる遊歩道を歩くと、淡水河に面した大稲埕埠頭コンテナ市場に到着します。平日は16時、週末は12時に屋台のシャッターが開き、閉場は22時前後です。そのため、16時に訪れればまだ席に余裕があり、夕陽ポイントも確保しやすいです。

会場にはカラフルな海上コンテナを改装したバルやフードトラックが並び、2階デッキに上がると水面きらめく淡水河と台北の高層ビル群を一望できます。台湾産モルトを使ったクラフトビールや茶葉を漬け込んだカクテルを片手に、フライドチキンやタコスなど多国籍フードを頬張ると、台北らしい屋外ビアガーデン気分が高まります。

太陽が沈むころにはストリングライトが灯り、コンテナの屋上席がオレンジ色に染まるのが魅力です。夏の水曜日にはスターライトコンサートと題した無料ライブが開かれ、週末や7〜8月の大稲埕夏日花火節には打ち上げ花火が夜景を彩り、河畔が一層ロマンチックになります。

マーケットは北門・雙連・大橋頭の各駅から徒歩約15分、またはYouBikeで迪化街から川まで下れば風を受けながら快適にアクセスできます。トイレやATM、無料客席も整っており、タクシー乗り場が市場手前にあるため、帰路がわかりやすいため飲酒後でも安心です。夕暮れ16時スタートでサンセット、グルメ、音楽を一度に味わいましょう。

【1日目|17:40】西門町ストリートアート&ショッピング

17時40分になったらMRT西門駅6番出口へ向かいます。ここ西門町は台北の渋谷や新宿に例えられる若者カルチャーの中心で、歩くだけでポップな看板と最新トレンドの店が視界を埋め尽くします。まず狙いたいのは映画テーマパーク脇のシネマパーク周辺です。

巨大ウォールアートはワーナー・ブラザース公式コラボとして制作され、スマホを横持ちにしても全景が収まり切らないスケールになっています。路地に踏み込むとステッカーやタグが電柱とシャッターを覆い、街が生きていることを体感できます。アート鑑賞の合間には漢中街でスニーカーや韓国コスメ、アイドルグッズをチェックしましょう。

レトロ映画館を改装した複合施設では台湾ブランドのTシャツやアクセサリーが手頃に見つかり、週末夕方は広場で路上ライブやダンスバトルが盛り上がります。日が落ちるころには、ネオンが一斉に灯り、タピオカミルクティー片手に壁画を撮れば昼とは別世界が広がります。警備員も巡回しているため夜遅くまで比較的安心してショッピングと撮影を続けることが可能です。

【1日目|19:40】寧夏夜市で食べ歩き

雙連駅1番または中山駅5番出口から徒歩8分で着く寧夏夜市は、150mほどの通りに約100軒の屋台が肩を寄せ合い、美食密度の高さで台湾グルメの聖地と呼ばれています。行列のピークは18時30分〜20時です。19時40分頃に到着すれば、行列が解消してくる時間体なので、時間をかけることなく楽しむことができます。

まず試したいのは、ミシュラン常連の牡蠣オムレツ「圓環邊蚵仔煎」です。甘辛ソースが香る熱々の生地にぷりぷりのカキと雲林県産の卵が絡み、ハマグリスープを合わせると旨味が一層引き立ちます。

ご飯派には鶏肉のうま味ダレが染みる「方家雞肉飯」、味わい深い豚レバー入り綜合湯で知られる「豬肝榮仔」も外せません。食後の甘味は削りたてピーナッツとアイスを包む「花生捲冰淇淋」や、とろける豆花で締めると満足度が高まります。

屋台の支払いは現金が基本ですが、QR決済や悠遊カードを導入する店舗も増えており、小銭とICカードを併用すると会計がスムーズに済みます。油やタレで手が汚れやすいのでウェットティッシュを携帯しましょう。

混雑時はスリに遭うこともあるため、リュックを前に抱えてスリを防ぐのがコツです。23時半前後まで営業する店が多いものの、人気メニューは早々に完売するため、食べたい物を見つけたら迷わず列に並び、台北初日の夜を満腹で締めくくりましょう。

2日目:野柳地質公園で奇岩撮影&十分老街ランタン上げ

2日目のモデルコースは以下の通りです。

  • 【2日目|10:00】野柳地質公園で奇岩撮影&展示館
  • 【2日目|13:00】九份老街で茶藝&街歩きランチ
  • 【2日目|16:00】十分瀑布散策&十分老街ランタン上げ
  • 【2日目|19:00】饒河街夜市で夕食

それぞれ解説します。

【2日目|10:00】野柳地質公園で奇岩撮影&展示館

10時に公園入口に着いたら、波と風が1,000万年かけて彫刻した「女王頭」を正面から撮影しましょう。入口から海側へ続く岬は3エリアに分かれます。第1エリアのキノコ岩群やロウソク岩で奇岩の成長段階を観察し、第2エリアで女王頭や仙女鞋を望遠鏡で切り取り、第3エリアで保護区ならではの海蝕台を広角で収められます。

園内中央のビジターセンター併設展示館では、侵食モデルやVR映像を使って岩が形づくられる仕組みを学べるため、屋外で撮った写真を地学的に理解できます。礼拝室やハンドシャワー付きトイレ、無料Wi-Fiも整い、休憩しながら次の撮影ポイントを確認できます。

開園時間は8:00〜17:00で、午前中は逆光になりにくく海面の反射も穏やかなため被写体がくっきり写りやすいです。岩に触れたりロープの外へ出たりすると罰金が科されるので、足元の黄色線を守りながら低いアングルを工夫してみてください。

潮位が上がる前に主要スポットを回り、最後に土産街で女王頭クッキーを購入すれば、地質学とグルメを両方味わう充実の午前になります。

【2日目|13:00】九份老街で茶藝&街歩きランチ

13時に九份老街へ到着したら、赤提灯が揺れる石段「基山街」と「豎崎路」を上りながらランチ探しを始めましょう。

路地には紅糟肉圓や魚介入り肉団子スープ、モチモチ芋圓などB級グルメの屋台が密集し、少量ずつ買って食べ歩けば眺望休憩も兼ねて胃袋が喜びます。台北から約30kmと近い山間の町は雨が多いため、滑りにくい靴とレインコートを用意しておくと安心です。

ひと息つくなら海と山を一望できる茶芸館で台湾茶を淹れる体験がおすすめです。ジブリ風の外観で有名な阿妹茶楼、歴史邸宅を改装した九份茶坊、ガラス越しに水平線が輝く海悦楼茶坊のほか、芸術作品と烏龍茶チーズケーキが評判の水心月茶坊など個性派が揃います。

ネット予約を済ませ15時前に入店すれば混雑を避けられ、席で急須を温め三煎目まで香りの変化を楽しむ本格的な茶藝を体験可能です。茶葉や茶器を土産に選ぶ際はスタッフが抽出法を丁寧に教えてくれるので、帰国後も九份の風情を再現できます。

【2日目|16:00】十分瀑布散策&十分老街ランタン上げ

16時を目処に滝へ出発します。駅前の老街を抜け、標識に従って約2km歩くと吊り橋を2つ渡る遊歩道に入り、やがて「台湾のナイアガラ」十分瀑布が現れます。

10〜5月が9:00〜17:00(最終16:30)、6〜9月が9:00〜18:00(最終17:30)であれば園内に無料で入場できます。16時台でも光が斜めに射す滝を十分堪能することができるでしょう。水しぶきが虹をつくる展望デッキや横顔を望める遊歩道が整備され、写真好きなら広角と望遠を使い分けると迫力と繊細さを両立した写真を撮ることができます。

滝を見終えたら来た道に戻り、17時過ぎに線路沿いの十分老街へ向かいましょう。昭和レトロな商店が線路ぎりぎりに並び、列車が通るたびに人波が左右へよける光景が旅情を盛り上げます。ここで名物のランタン上げに挑戦できます。

店頭で紙燈籠を選び、筆で願い事を書いたらスタッフが写真を撮ってくれ、合図とともに線路中央から夜空へ放ちます。単色150元、4色200元が相場で、赤は健康、黄は金運など色ごとにご利益が異なるため、迷ったら4色で欲張るのも一策です。

旧暦元宵節には一斉に数千基が舞い上がる「平渓天燈節」が開かれ、CNNの世界絶景にも選ばれた幻想的な光景が広がります。普段の日でも20時ごろまで店が開いているので、日没直後の深い群青色の空を背景にランタンを飛ばすと写真が映えます。滝のマイナスイオンと願い事を載せた灯りで心が満たされること間違いありません。

【2日目|19:00】饒河街夜市で夕食

MRT松山駅1番出口から徒歩3分、赤い牌楼が輝く饒河街夜市はおよそ600mの一本道に約200軒の屋台がぎっしり並びます。営業は16時ごろから深夜0時ごろまでで、19時前後は活気のピークに差しかかり、B級グルメの香りと提灯の光が一帯を包み込みます。

入口でまず試したいのは名物「福州世祖胡椒餅」です。窯の内壁に貼り付けて焼く肉餡入りのパンは外側カリッ、中は肉汁たっぷりで1個50元前後です。薬膳スープ「薬燉排骨」や黄金色に揚げた臭豆腐も外せず、辛みと八角の香りが食欲を加速させます。海鮮焼きゾーンへ進めばエビ串やカニ炒めが鉄板で音を立て、フルーツジュースやタピオカドリンクの甘さが口直しに最適です。

途中に鎮座する松山慈祐宮で旅の安全を祈願し、境内横の鳥占い「鳥掛」で文鳥が選ぶお告げを体験すると夜市ならではの思い出が増えます。衣類やスマホケースなど雑貨も多彩なので、食べ歩きの合間にお土産探しも可能です。通路は混雑するため現金とICカードを小分けに携帯しましょう。

行列が出来る屋台は売り切れが早いため、気になる料理を見つけたら迷わず並び、台北2日目の締めくくりを存分に楽しんでください。

3日目:台北市内で観光&夜景

3日目のモデルコースは以下の通りです。

  • 【3日目|10:00】阜杭豆漿で朝食
  • 【3日目|11:00】龍山寺参拝&おみくじ
  • 【3日目|12:00】中正紀念堂で観光
  • 【3日目|14:00】鼎泰豐本店で昼食
  • 【3日目|16:00】山頂から絶景が見える象山でハイキング
  • 【3日目|18:00】台北101展望台&ショッピング
  • 【3日目|20:00】士林夜市&林東芳牛肉麵

それぞれ解説します。

【3日目|10:00】阜杭豆漿で朝食

MRT板南線「善導寺」駅5番出口を出てすぐの華山市場2階にある阜杭豆漿は、台湾朝食の代名詞としてミシュラン・ビブグルマンにも選ばれています。営業時間は 5 : 30〜12 : 30(月曜と主要連休は休み)で、10時に訪れると早朝より行列が短く、30〜45分待ちでレジに進めるケースが多いです。

列はスタッフが次々と注文をさばくため思った以上に流れが早く、先に飲み物(豆漿)を聞かれてからパン類を選ぶのが基本です。番号付きの写真メニューが壁に貼られているので、中国語が苦手でも指差しでOKです。

必食は、干しエビとザーサイ、揚げパンがとろりと固まった塩味スープ「鹹豆漿」、香ばしいゴマ生地に卵を挟んだ「厚餅夾蛋」、パリッとした揚げパンを包む「厚餅夾油條」です。これらは50〜65元前後と手頃で、甘いホット豆乳を追加しても100元程度に収まります。

会計後はフードコート形式の客席へ移動し、自分で空いたテーブルを確保します。食べ終わったらトレイを返却口へ戻すのが地元流のマナーです。

豆乳は濃厚で冷めやすいため、写真より先に一口すすり、揚げパンを浸して温度と食感の変化を楽しむと満足度が上がります。行列を避けたいなら開店直後か11時半以降を狙い、売り切れないようにするなら10時までに到着すると安心して台湾らしい朝食体験を味わえます。

【3日目|11:00】龍山寺参拝&おみくじ

台北市萬華区に立つ艋舺龍山寺は1738年創建の古刹で、恋愛・学業・健康など100体以上の神々が祀られ、毎日6:00〜22:00まで開門しています。MRT龍山寺駅1番出口から徒歩3分と至便で、極彩色の飾り天井や龍の彫刻が印象的な境内は早朝から参拝客でにぎわいます。

右側の「龍門」から左足で敷居を越えて入り、正面の売店で線香を受け取ったら本殿の観世音菩薩を皮切りに文昌帝君、媽祖、関聖帝君へ反時計回りで進むのが正式順路です。線香を頭上に掲げて三拝し、自分の名前・生年月日・住所と願い事を心で唱えた後、退出は左側の「虎門」から行うと台湾流の作法を守れます。

参拝を終えたら無料のおみくじに挑戦しましょう。赤い月形木片「筊杯」を投げ、表裏がでれば神様の許可が下りた証なので番号棒を一本引き、再度筊杯で確認してから番号と同じ籤を引き出し所でもらいます。籤には「上上」から「下下」までの運勢が漢詩で示されていて、解籤処で日本語解説を受ければ結果を詳しく知ることが可能です。

良縁を願うなら月下老人へ甘い供物を偶数個供え、理想の相手像を細かく伝えて筊杯を三度投げ、聖杯がそろったら赤い糸守りを受け取り財布やスマートフォンに結びます。最後に功徳箱へ浄財を納めて感謝を示し、地下の占い横丁や徒歩5分の剥皮寮歴史街区へ足を伸ばせば、下町情緒も満喫できます。

【3日目|12:00】中正紀念堂で観光

MRT淡水信義線・松山新店線「中正紀念堂」駅を出たら、大理石の牌楼をくぐり広大な自由広場へ進みます。25ヘクタールの敷地には国家戯劇院と国家音楽庁が左右にそびえ、青い八角屋根の記念堂が正面に浮かび上がります。建物へは蒋介石の享年を表す89段の階段が続き、上り切ると高さ76mのホールで蒋介石像が出迎えてくれるのが魅力です。

館内では毎正時(9〜17時)に儀仗兵の交代式が行われていて、銃剣を操る荘厳な動きが10分ほど続きます。正午に合わせて訪れると迫力のある式を見ることができます。交代後は1階の常設展示で蒋介石の生涯や台湾近代史を学び、エレベーターで屋上テラスへ上がれば台北盆地を一望できます。館の開館時間は9:00〜18:00で年中無休です。

周囲の松林遊歩道「虎の背ゾーン」を散策すれば蝉の声が響く緑陰が広がり、季節によって桜やホウオウボクが彩りを添えます。国立劇場では昼公演のリハーサルが聴こえることもあり、池の錦鯉を眺めながら休憩できるカフェも併設されています。帰り際に自由広場のアーチを振り返ると、白壁と青空のコントラストが写真映えするためシャッターチャンスを逃さないようにしましょう。

【3日目|14:00】鼎泰豐本店で昼食

東門駅5番出口を出て徒歩1分の信義本店は、平日でも世界中の旅行者が列を作る人気店です。整理券を受け取ってから呼び出し番号が電光掲示板に表示される仕組みで、昼どきのピークは1〜2時間待ちになることもあります。14時ごろなら30〜45分で入店できる場合が多いので観光の合間に組み込みやすいです。

店内はガラス張りのオープンキッチンがあり、職人が18のヒダを均一に畳んで小籠包を包む様子を間近で見学できます。席に着いたら写真入りの日本語メニューと注文票を受け取り、鉛筆で数量を記入してスタッフに手渡せばオーダー完了となります。小籠包は10個単位ですが、ハーフサイズも選べるため少人数でも種類を試しやすいです。

看板の豚肉小籠包に加え、蟹味噌入り、トリュフ入り、酸辣湯、排骨チャーハンなどが特に人気で、酢3:醤油1に千切りショウガを合わせたタレが肉汁の甘みを引き立てます。価格は小籠包10個で220元前後で、サービス料10%が別途かかる点を覚えておくと会計で慌てません。

営業時間は10:30〜20:30(土日祝は10:00〜21:00)です。混雑を避けたい場合は開店直後か14時以降に訪れるのがおすすめです。薄皮から溢れるスープをレンゲに受けて一気に味わい、台湾旅最後の食事をぜいたくに締めくくりましょう。

【3日目|16:00】山頂から絶景が見える象山でハイキング

16時になったらMRT淡水信義線終点の象山駅で下車し、2番出口から象山公園沿いに歩いて約10分で登山口へ到着します。道に入ると急な石段が続きますが、総段数は約600段と短めで、休憩を挟みつつ15〜20分で最初の展望台にたどり着きます。

撮影平台や巨大な岩が連なる「六巨石」からは台北101を正面に望む大パノラマが広がり、夕日が沈む時間帯には街の灯りと茜空が重なって絶景を眺めることが可能です。さらに、5分ほど登ればあずまや付きの逸賢亭に到達し、風を避けながらスカイラインを見渡せます。

象山歩道は通年24時間開放されており、夜間照明も設置されているため日没後の下山でも比較的安心して歩けます。ただし、雨上がりは滑りやすいので滑り止め付きスニーカーを選び、水や虫よけ、汗拭きタオルを用意しておくと快適に観光できます。

登山口と山頂にはトイレやベンチがあり、頂上付近では売店や自販機がないため、駅周辺のコンビニで飲料を補給してから出発するのがおすすめです。往復でも1時間半あれば十分なので、下山後に信義区のカフェや台北101へ立ち寄る余裕も確保できます。夕暮れのゴールデンアワーから夜景撮影まで一気に楽しみ、台湾旅のハイライトにふさわしい一枚を収めましょう。

【3日目|18:00】台北101展望台&ショッピング

18時に台北101へ到着したら、モール5階にある専用カウンターで展望台チケットを購入し、整理ゲートから世界最速クラスのエレベーターに乗り込みます。秒速約17mでわずか37秒後には高さ382mの89階に到着できるので、夕焼けが残る時間帯でも日没前に窓際にたどり着けます。

89階の屋内デッキは床から天井まで全面ガラス張りで、松山空港を発着する機影や夕日に染まる山並みを360度パノラマで見渡すことが可能です。

さらに、階段を上がって91階の屋外デッキに出ると、高さ400mの風を頬に受けながら街灯がともる瞬間を撮影できます。時間と体力に余裕があれば、事前予約制の101階「スカイライン460」で足元が透けるガラス橋を歩き、台北中心部を空中散歩する体験も可能です。

下りエレベーターでモールに戻ったら、日〜木は21時半、金土と祝前日は22時まで営業するショッピングゾーンをゆっくり巡りましょう。ルイ・ヴィトンやグッチなどの高級ブランドに加え、地下1階には台北101限定デザインが並ぶスターバックスや鼎泰豐があり、旅の最後にまとめ買いとグルメを同時に楽しめます。

展望台は毎日10時から21時まで開放されていて、最終入場は20時15分、入場料は大人600元が目安です。夕景と夜景の両方を狙うなら18時前後に入場すると、燃えるような空から宝石箱のような夜景へと移り変わるグラデーションを一度に満喫できます。

【3日目|20:00】士林夜市&林東芳牛肉麵

MRT淡水信義線・劍潭駅1番出口から徒歩5分で士林夜市の赤いアーチに到着します。台北最大級の夜市は建物付き「士林市場」を中心に屋台と雑貨店が迷路状に広がり、20時でも活気が最高潮に達します。

食べ歩きの定番は、石窯で焼く胡椒餅、巨大エリンギの炭焼き、タピオカ入り愛玉ゼリードリンクなどさまざまです。地下フードコートでは座って牡蠣入り麺線や台湾カステラをゆったり味わえます。歩き回る前に両替用の小額紙幣を用意し、人混みではスリ防止にリュックを前に抱えると安心です。

21時過ぎに小腹が落ち着いたら、MRT忠孝復興駅方面へ移動し、23時ごろまで営業する牛肉麺の名店「林東芳牛肉麵」へ向かいましょう。

ミシュラン・ビブグルマンにも選ばれた看板の牛肉麺は小160元、大190元で、澄んだスープに柔らかな半筋半肉が沈み、卓上の牛脂辣油で味変も楽しめます。営業時間は11:00〜翌4:30と長く、夜市後でも行列は15分ほどで動くケースが多いです。

麺をすすり終えたら店頭でテイクアウトを頼み、ホテルで締めの一杯を楽しむのも台湾らしい夜更かしの過ごし方と言えます。

4日目:帰国前のお土産探し

4日目のモデルコースは以下の通りです。

  • 【4日目|10:00】ローカル朝食店(鹹豆漿+油條)
  • 【4日目|11:00】台北駅地下街でお土産購入
  • 【4日目|帰国】チャーター車で空港で移動

それぞれ解説します。

【4日目|10:00】ローカル朝食店(鹹豆漿+油條)

10時になったらホテル近くのローカル朝食店へ足を運び、台湾定番の鹹豆漿と油條で一日のエネルギーをチャージします。鹹豆漿は温かい豆乳に黒酢を垂らしてとろみを出し、小エビやザーサイ、刻みネギ、香菜を加え、仕上げにラー油を落として塩気と香りを整えます。

器の縁で油條をちぎって浸せば、揚げたてのサクサク感とスープを吸い込んだもっちり感が一度に味わえ、見た目も白・橙・緑のコントラストが鮮やかです。

人気店の阜杭豆漿は早朝から行列が続きますが、10時ごろなら30分前後の待ち時間で済みます。鹹豆漿一杯30~40元、油條1本10元前後と財布に優しい価格で腹ごしらえできます。

注文は用紙に数量を記入するセルフ方式が主流で、受け取ったら卓上の黒酢や辣油で味をカスタマイズしましょう。豆乳ベースなので遅めの朝でも胃に重くならず、歩き回る前のパワーフードとして最適です。小銭を用意し、店先のプラスチック椅子で地元客と相席しながら熱々の鹹豆漿をすすれば、台北4日目の朝がぐっとローカル色豊かになります。

【4日目|11:00】台北駅地下街でお土産購入

台北駅地下街はメインステーション直結で雨に濡れずに回れる巨大ショッピングゾーンです。Y・K・Zの3エリアと中山地下街に枝分かれし、出口番号を把握すれば迷路のような構内も効率よく歩けます。おしゃれな雑貨や誠品書店が集まるK区では、茶器や天然コスメのポップアップが並び、質の高いMIT(メイド・イン・台湾)土産をじっくり選べます。

対照的にY区はチャイナドレス、ストラップ、ゲームフィギュアなどが雑多に並ぶカオスな通路で、台湾らしい掘り出し物を格安で探すのに最適です。中央改札周辺にはドラッグストアやフードコートが固まっており、鳳梨酥やタロイモ菓子を扱う微風台北車站や鉄道グッズ専門店もあり、一度に定番みやげをまとめ買いできます。

そのまま空港線や高速バス乗り場へ直結すれば移動もスムーズに済みます。多くの店舗が10時から22時ごろまで営業しているため、最終日のフライト前でも時間を有効活用して買い回りができるでしょう。

【4日目|帰国】チャーター車で空港で移動

地下街でお土産を購入した後は、台北駅でドライバーと合流し、予約済みのチャーター車に荷物を積み込みます。運転手はフライト情報を把握しているため、渋滞状況に応じて都市高速や台64線を使い約50分で桃園空港へ到着できるよう経路を調整してくれます。

料金は車種により片道1,000〜1,500元が目安で、深夜早朝でも追加料金が少なく、大量のお土産や複数人や大きなスーツケースがある場合はとても楽に移動可能です。車内には無料Wi-FiやUSB充電ポートが備わる例が多く、移動中に搭乗手続きの確認やお土産の整理が済むので時間を有効活用できます。

降車時は空港の出発ロビー直前で停車してくれるため、雨天や炎天下に歩く距離が最小限に抑えられ、最後まで快適に旅程を締めくくれます。

3泊4日台湾旅行の費用まとめ

3泊4日の台湾旅行の費用の内訳は大きく以下のとおりです。

  • 飛行機代
  • ホテル宿泊費用
  • 食事の費用
  • 観光施設費用
  • 現地交通費

それぞれどれくらいの費用になるのかを見ていきましょう。

飛行機代

LCCを利用するなら、成田〜台北往復の航空券はおおむね3万〜4.8万円で購入でき、コスト重視の個人旅行に向きます。一方、JALやANAなどフルサービスキャリアを選ぶと通常期でも12万〜13万円が相場で、夏休みや年末年始は20万円を超えることもあります。

燃油サーチャージや空港税を含めた総額は、旅行会社の目安で約6万円を想定しておくと予算計画が立てやすいです。価格を抑えたいなら雨季の4〜6月やハイシーズン前の11〜12月上旬を選び、平日発着や早期割引運賃、深夜便を組み合わせると2万円以上節約できます。

LCCでは受託手荷物や機内食が別料金になるため、追加コストを事前に確認し、支払前に燃油サーチャージの改定や為替変動をチェックしてから決済を完了させましょう。

ホテル宿泊費用

3泊4日の台湾旅行で費用を左右するのが宿泊代です。ホステルやドミトリーなら1泊2,000~5,000円と格安で、3泊合計でも6,000~15,000円程度に収まります。一方、2名1室利用の標準クラスの場合、3泊分の目安が約24,000円からです。

設備や立地を重視してスーペリア以上を選ぶと1泊15,000円前後、高級ホテルでは20,000円を超えるため、滞在スタイルに合わせて取捨選択が必要です。旧正月や大型連休は通常の倍近くまで高騰する一方、雨季の平日や3〜6か月前の早期予約を狙えば、同じ部屋でも料金を大幅に抑えられます。

食事の費用

食費は旅のスタイルで大きく変動しますが、1日3,000円を目安にすると3泊4日で合計約12,000円で収まります。朝は鹹豆漿と油條が各40〜60元(約200円)で腹ごしらえができ、昼は魯肉飯や牛肉麺が80〜180元、夜は夜市の胡椒餅や牡蠣オムレツが1品50〜120元程度とリーズナブルです。

小籠包の名店やカフェでデザートも楽しむ場合は1食あたり300〜600元へ跳ね上がるため、グルメ重視なら追加で5,000〜7,000円程度の上積みを見込んでおくと安心です。クレジットカード対応の店が増えたものの、屋台では現金決済のみが主流なので、毎日800〜1,000元の現金を細かく用意しておくとスムーズに食べ歩きを楽しめます。

観光施設費用

観光施設や体験費は、台北101展望台・故宮博物院など30以上の人気スポットが無料になる「台北無限周遊パス」や現地ツアーを活用すると、3泊4日で約17,500円~です。個人手配の場合の「観光・アクティビティ」目安は約5,000円~で、ランタン上げや市内観光ツアーを組み合わせても大きな負担になりにくいです。短期滞在なら、周遊パス(一日券5,950円~)や九份・十分半日ツアー(約3,830円)を選び、台北101単独入場(600元=約2,800円)と比較すると、限られた予算でも充実した観光プランを立てられます。

現地交通費

台北中心に観光する場合、現地移動はMRT・市バス・タクシーの組み合わせで十分にカバーでき、目安となる交通費は1日約1,000円、3泊4日合計で4,000円前後に抑えられます。

MRTの運賃は区間制で20~65台湾ドル(約96~312円)、バスは一律15台湾ドル(約72円)からと格安です。悠遊カード(デポジット100台湾ドル)をチャージしてタッチ決済を繰り返すと小銭いらずで快適に乗り換えられます。

市内を集中的に巡る日は、乗り降り自由の1日乗車券150台湾ドル(約721円)を選ぶと回数を気にせず動け、元が取りやすいです。タクシーは初乗り85台湾ドル(約408円)と日本より割安で、深夜や複数人移動ならコストを分け合えて便利です。

郊外の九份・十分などを個人で訪れる場合は、往復バス・鉄道運賃が追加で約3,500円かかるため、同区間を含む日帰りツアーやチャーター車を使うと時間と費用のロスを防げます。

さらに、遠方へ足をのばすなら、台北〜台南間の台湾高速鉄道が片道1,350台湾ドル(約6,489円)なので、周遊パスや早割を活用して負担を調整しましょう。

桃園空港との往復にはMRT快速150台湾ドル(約721円)、リムジンバス140台湾ドル前後です。荷物が多い場合は片道1,000〜1,500台湾ドルのチャーター車を加味しても、交通関連の総予算をおおむね6,000〜8,000円に収められます。

3泊4日の台湾旅行に必要な荷物

パスポートと往復チケット、十分な台湾ドルは大前提です。決済トラブルを防ぐためクレジットカードを1枚持ち、常備薬を携行して体調変化に備えておくと安心です。通信環境はeSIM・現地SIM・ポケットWi-Fiのいずれかを準備し、悠遊カードを空港で購入すれば乗車券や少額決済がタッチで済み、小銭を探す手間が省けます。

日差しが強い台湾では、帽子とサングラスが必需品で、冷房や山間部の温度差に備えて薄手の上着も役立ちます。夜市歩きには虫よけスプレーとウェットティッシュ、買い物用のエコバッグ、突然のスコールに対応する折りたたみ傘を加えると快適さが向上します。

台湾のコンセントは日本と同形状なので変換アダプターは原則不要で、荷物を軽く保てます。必需品と便利グッズを厳選すれば、機内持ち込みサイズのスーツケースでも3泊4日を身軽に過ごせるでしょう。

台湾観光を効率的に楽しむポイント

台湾観光を効率的に楽しむポイントは主に以下の3つです。

  • 台北無限周遊パスでお得に楽しむ
  • 台北から遠い場所に観光に行くなら台湾新幹線
  • 郊外に観光に行くなら現地ツアーがおすすめ

それぞれ解説します。

台北無限周遊パスでお得に楽しむ

台北無限周遊パスはMRT・市バス・台湾好行バス・平渓線を期間中ずっと自由に乗り継げ、1・2・3日券から旅程に合わせて選べます。台北101展望台や国立故宮博物院、野柳地質公園など30箇所以上の人気施設にも追加料金なしで入場できるため、移動と観光をまとめて節約できます。

カードは桃園空港や台北駅サービスセンターで簡単に受け取れ、初回利用から最終日の23 時59分まで有効なので時間を気にせず行動できます。ギフトパック特典や夜市グラスのプレゼントも付くため、ショッピングや食事もお得になり、初めての台湾旅行でもスマートに周遊できます。

台北から遠い場所に観光に行くなら台湾新幹線

台南や高雄など台北から離れた都市へ足を延ばすなら、最高時速300 kmの台湾高速鉄道(高鉄)が最速かつ快適に移動できます。最北端の南港駅から最南端の左営駅までは最短90分、台中なら約50分で到着できるため、日帰り観光でも時間を大きく節約できます。片道運賃は1,490元が目安ですが、外国人向け周遊パスや30〜35%割引の早割きっぷを活用すれば交通費を抑えやすく、バスとの差額を所要時間で取り返せます。

車内には無料Wi‑Fiや電源が備わり座席も広めなので長距離でも疲れにくいです。オンライン予約で発行されるQRコードを改札にかざすだけで乗車手続きが完了します。3泊4日のタイトな日程でも高鉄を組み込めば南部観光が現実的になり、台北滞在にプラスして台湾の多彩な風景を効率よく味わえます。

郊外に観光に行くなら現地ツアーがおすすめ

九份や十分、野柳など台北郊外の人気スポットは、電車とバスを乗り継ぐと移動に手間をかけやすいです。そのため、日本語ガイド付きツアーを使えば専用車で一気に巡れるため時間と体力を節約できます。

例えば、鼎泰豊ランチと九份夜景、十分のランタン上げをセットにした日帰りプランは、集合から解散まで約7時間で主要名所を網羅し、値段も5,000円台からとコスパが高いです。

九份半日コースや野柳・平渓線を組み合わせた1日チャーターなど、日程や予算に応じて選べる商品を揃え、1名催行保証や割引クーポンも用意しています。言語の壁を感じずに効率よく郊外を回りたい人は、現地ツアーを活用すると移動ストレスが減り、写真撮影やグルメにゆとりを持って旅を満喫できます。

台湾旅行で注意するポイント

台湾旅行で注意するポイントは主に以下の5つです。

  • 両替は現地でするのがお得
  • 夜市でのスリや置き引きに注
  • 基本的に水道水は飲めない
  • 電子タバコは全面禁止
  • 台北駅付近は観光客を狙った犯罪が多い

それぞれ解説します。

両替は現地でするのがお得

台湾ドルへの両替は、日本で済ませるより到着後に行う方が為替差損と手数料を抑えられます。桃園空港の銀行窓口は市内と同じレートで、1回30元の手数料だけでスムーズに両替でき、早朝から深夜まで営業しているため交通費分を確保しやすいです。

市街地の台湾銀行や郵便局は手数料無料でお得ですが、平日の昼間のみの営業が多いので観光スケジュールと照らし合わせて利用を検討すると良いでしょう。日本の空港や国内銀行は為替レートが不利になりやすいです。1万円換金で数百円単位の損になるケースが多いため、必要最小限の現金だけを持参し、残額は現地で両替する方法が合理的です。

両替レシートを保管しておけば帰国時の逆両替もスムーズに済み、余った台湾ドルを無駄なく処理することできます。

夜市でのスリや置き引きに注意

夜市は人波が絶えず注意が散漫になりやすいため、観光客を狙った置き引きやスリが発生しやすいと現地の保険サイトでも警告されています。バッグは前に抱えてファスナーを確実に閉め、スマホや財布をテーブルに置いたまま席を離れないよう意識することが大切です。

混雑する通路では背後からのスリだけでなく、刃物でバッグの底を切られる被害も報告されているため、薄手のサブバッグより斜め掛けの防刃タイプが安全です。

夜遅い時間帯は犯行リスクが高まるため早めに宿へ戻り、どうしても深夜まで滞在する場合は複数人で行動し、路地裏を避けてタクシーや配車アプリで帰ると安心です。いざという時に備え、警察や日本台湾交流協会の緊急連絡先をスマホに登録し、カード類はホテルのセーフティボックスに分散保管して被害を最小限に抑えましょう。

基本的に水道水は飲めない

台湾では水道水を直接飲む文化が根づいておらず、ホテルの蛇口水も飲用に向かないと旅行保険サイトでも注意喚起しています。理由は貯水タンクの衛生管理や硬水による腹痛リスクです。屋台やローカル食堂でも無料の水が置かれないことがあります。

到着後はスーパーやコンビニでペットボトルを買うのが基本です。市内や駅構内の給水機は加熱殺菌済みの湯・常温・冷水が選べるため、マイボトルがあれば出費を抑えつつ安全に水分補給できます。

電子タバコは全面禁止

台湾では2023年2月に改正された「菸害防制法」が同年3月22日に施行され、電子タバコは製造・輸入・販売・広告・使用を含め全面的に禁止されました。対象はリキッド式だけでなく加熱式タバコも事前審査なしでは持ち込みさえ認められず、旅行者が機器やカートリッジを所持すると没収や高額罰金の対象となります。

違法販売の摘発も強化されているため、愛煙家は日本出発前に荷物を見直し、現地では指定喫煙所以外での使用を控える必要があります。

まとめ

この記事では、3泊4日台湾旅行のモデルコースについて解説しました。

限られた時間で台北・九份・十分・野柳をめぐる具体的な行程を示し、グルメや夜市を満喫するコツ、注意点まで整理することが重要です。

この記事を参考に、無駄なく充実した台湾旅行を計画し実行しましょう。また、MRT周遊パス活用や現地両替のタイミングを押さえ、移動と安全対策を万全にして快適に旅を楽しんでください。

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